精神科の治療について


外来診療では、統合失調症、認知症、不安神経症、パニック障害、うつ病、不眠などの症状に対して幅広く診療を行っております。
精神療法や薬物療法による診療を中心としておりますが、公認心理師によるカウンセリング、精神科デイケア、訪問看護などでも患者さんの精神面を支え早期治療と社会復帰を目指しています。

入院診療では、統合失調症、認知症、アルコール症、うつ病、双極性感情障害などを扱っています。近年特に力をいれているのが、認知症高齢者を中心とした老年精神医療です。

認知症の程度は同様でも精神症状・問題行動、ADL機能、身体疾患の合併、家庭におけるケアキャパシティなど個々の置かれた状況は千差万別です。当院では認知症治療病棟をはじめ、合併症病棟、長期療養病棟、老人保健施設も含めて幅広い対応が可能です。
また、多職種が専門性を活かして連携し、多様な角度から患者さまとそのご家族をサポートして退院まで支援していきます。

診療面では個々のケースに応じた薬物・精神・作業療法の調和をはかり、医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・歯科衛生士などによるチーム医療の推進に力をいれ、患者さまが安心して地域生活を送れるための医療・福祉サービスの提供をめざしています。

入院

全病棟とも明るい快適な医療環境が整った9の病棟があり、以下のように機能分化しています。

2病棟(60床) 精神一般病棟(合併症)
3病棟(52床) 精神療養病棟(女性)
5病棟(52床) 精神療養病棟(男性)
6病棟(52床) 認知症治療病棟
7病棟(46床) 精神一般病棟(急性期)
8病棟(58床) 精神療養病棟(男性・女性)2階開放病棟
9病棟(60床) 精神療養病棟(男性)
10病棟(60床) 精神一般病棟(合併症)
11病棟(60床) 認知症治療病棟