院長あいさつ

統合失調症や認知症を発症しても、ひとりの住民として生き生きと暮らしていける町づくり。
そんな町づくりを通して、精神科医療の質が担保され、次代を担う医療人が育っていくと考えます。
万成病院は地域とともに歩み、精神科医療からの町づくりを目指しています。
現在、当院が力を入れている町づくりの領域は以下の3つです。

1 教育・啓発の充実:「ともに生きる社会へ」

①中学生や住民へのこころの病の教育
②認知症の出前講座
③若手研究者への助成

2 高齢者への支援:「しなやかにつながる地域へ」

①地域交流カフェ「こだま」開催
②古民家改修による地域拠点の創設
③60歳を超えても働き続けられる職場づくり

3スポーツ支援:「元気のある岡山へ」

①障がい者スポーツの充実(ソフトバレー)
②地域スポーツ支援(岡山シーガルズ)
③学童期からのスポーツ支援(ソフトボール、新体操)

当院のモットーは「ひろがれ!笑顔」です。
スタッフの笑顔が患者さんの笑顔に、それが家族、病院全体に、
そして地域にひろがっていく病院でありたいと思っています。

万成病院のめざすもの

これからは当事者・家族が 病院を選ぶ時代です。
地域に根ざし、当事者・家族から
選ばれる病院になるために
そして働く者が誇りを持つことが
できる病院になるために

地域における万成病院の役割

1.500床の大規模精神科病院であり、各種精神疾患に幅広い対応が求められています。
2.身体合併症を有する認知症疾患の入院ニードが高くなっています。
3.社会復帰施設の併設があり、社会復帰・慢性期を支えてゆきます。
4.県内南部の精神科救急輪番を担っています。

これらの医療機能に加えて

● こころの病の一般への啓発
● 当事者自身のスティグマ軽減
● こころの病の研究助成などの社会的貢献を行い、地域に根ざした病院をめざしていく

特に力を入れていること

1 教育・研修の充実(人材育成・院内学会・院外学会)
2 地域との連携強化
  (相互方向性・事業部・地域公開セミナー・地域交流カフェこだま・ひまわりサロン)
3 組織としてのまとまりの強化(一体感・ホスピタルスケジュール)

キーワード

1 ひろがれ! 笑顔
2 輝け! Five Stars!
3 未完成の病院をめざします