検査課について

医師が病気を診断し治療していくためには、患者様のからだの状態を知らなければなりません。 それらを正確に知るために医師の指示のもと、様々な機器を用いて検査させていただきます。検査課は、医師が病名を確定し治療方法を決める上で必要な判断材料を提供しています。また、治療経過の確認や回復の度合いを調べることにも役立つため、医学的な診断に欠かせない役割を果たしています。

万成病院の検査課の特徴

● 当院の検査課は業務上、放射線係と臨床検査係の二つの部門に分かれており、それぞれ診療放射線技師1名と臨床検査技師1名によって構成されています。
● 放射線係ではX線による一般撮影とCT(コンピュータ断層)を行っています。
● 臨床検査係では心電図、脳波、超音波検査など、装置を使って患者様の体に直接触れて調べる生理機能検査を行っています。

施設・設備

■一般撮影検査

胸やお腹、全身の骨などのX線写真撮影を行っています。一般的にレントゲンと呼ばれるものです。
胸やお腹などのX線写真撮影では、心臓や肺など体内の臓器の状態などをみることができます。
骨のX線写真撮影では、骨折の有無や骨の変形などをみることができます。

■CT(コンピュータ断層)検査

X線を用いてコンピュータで処理することで、体内の様々な断面像や3D画像が得られます。そのため、一般撮影だけではわからない病気を見つけることができます。検査時間は部位にもよりますが、数分~10分程度です。

■心電図検査

ベッドに仰向けに寝ていただき、手・足・胸に電極を付けて、心電図を記録します。検査時間は2~3分です。

■脳波検査

頭皮にクリーム状のペーストをつけ電極を装着し、脳波を記録します。検査時間は40~60分です。

■超音波検査

超音波診断装置を使用し、体表から超音波をあてて画像化し、臓器の状態を調べます。心臓・血管・腹部などの観察ができます。検査時間は10~20分です。