精神科病床の入院について

精神科医療では、病識が無い患者様に対する強制的入院や行動制限(身体拘束、隔離等)が必要であることから、患者様の人権を擁護することが重要です。また、治療後に障害を残すこともあり、社会復帰に対する援助を行うことも必要です。そのため、精神障害者の人権、社会復帰、自立等にかかわる「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」、通称「精神保健福祉法」が定められています。

精神保健福祉法では、人権に配慮した適切な医療と保護を目的に、入院形態が定められています。精神科病床へ入院する場合は、いずれかに該当します。当院では、任意入院、医療保護入院、措置入院の3つの形態になります。それぞれの入院形態により、手続きが異なります。

入院形態について

入院のときの持ち物

入院手続きで必要なもの

● 診察券
● 健康保険証
● 限度額適用標準負担額減額認定証(お持ちの方のみ)
● 保護者・保証人となる方の印鑑(シャチハタは不可)

入院に必要なもの

詳しくは入院時、病棟よりご説明します。
● 洗面用具
● 衣類、はきもの
● タオル
● 食器類
● その他日常生活用品
● 日用品費(雑費・お小遣いなど)として約30,000円(受付にてお預けください。)

入院の手続き

入院が決まり、外来診察、病棟での入院説明が終わりましたら、受付にて入院手続きを行います。
医療保護入院の場合は家族等の同意が必要となります。
詳しくは入院時にご説明いたします。(ご質問は病棟担当ソーシャルワーカーへ)

入院手続き書類(PDFファイル)

▶︎ 入院申込書(兼入院誓約書)
▶︎ 入院患者預り金管理及び日用品購入業務等医療外代行業務についての約定書
▶︎ 入院の案内

入院費用について

● 毎月末で締め切り、翌月中旬に請求書を発行いたしますので月末までにお支払いください。

● 退院される場合には原則、当日のお支払いをお願いします。日用品費の余剰分は返金いたします。

● お支払いは以下の方法がご利用頂けます。
(1)受付窓口でのお支払い(受付時間 土日祝日含め、午前9:00~午後17:00)
(2)郵便局でのお振込み(請求時同封の振込み用紙をご利用下さい。)
(3)銀行でのお振込み(請求書に記載の指定口座にお振込み下さい。)

● 日用品費は自己管理を原則としていますが、病状等から自己管理が困難な方に代わって、病院にてお預かりすることもできます。預かり金の収支状況は毎月、明細書にてお知らせいたします。残高についても随時、確認ができますので、受付にお問い合わせください。 なお、病院にて日用品費をお預かりする場合、別途必要経費として預かり金管理料及び日用品購入業務委託料を頂きます。

※ 詳細については別紙、「入院患者預り金管理及び日用品購入業務等医療外代行業務についての約定書」をご覧下さい。

※ 日用品費残高の不足が生じないよう、十分ご注意下さい。

面会について

■受付時間

[ 月〜土曜 ] 13:00~16:00
[ 日曜・祝日 ] 9:00~16:00

ただし、医師の許可がある場合は、この限りではありません。

● 面会の際は受付にて面会用紙に記入し、提示してください。職員が病棟へご案内します。
● 面会中は他の方の迷惑にならないように、お静かにお願いします。

外出・外泊について

● 医師・病棟の指示の従い、注意事項を守って実施してください。
● 外出・外泊の際は必ず、受付にて外出用紙を提出し、帰院の際もお立ち寄りください。
● 外出・外泊の際、他科受診を希望される場合は、手続きがありますので、必ず事前にお申し出ください。

その他

● 入院中は医師、看護師の指示に従って、専ら療養に努めてください。
● 病棟内での火気の使用は一切お断りします。火災予防の見地から、煙草の火には特にご注意ください。所定の場所以外での喫煙はご遠慮ください。
● 貴重品(預金通帳・宝石・高価な貴金属類など)、危険物(刃物・マッチ・ライターなど)はお持ちにならないでください。
● 病院では、盗難、紛失などの事故についての責任は一切負いかねますので、あらかじめご了承ください。
● 健康保険証、氏名、住所、電話番号など変更がありましたら、受付へお申し出ください。
● 各種診断書、証明書については手続きがありますので、受付へ提出してください。